第二の自転車人生

ロードバイク乗り始めて9年目にして頚椎を痛めドロップハンドルを持てなくなった男のそれからの自転車生活

革サドル導入

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昨年末江ノ島まで往復した際に、久々に尻の痛さを味わった。20キロくらいで痛くなり始めて最後は立ちこぎしたり休んだりしながらやっとのことで帰ってきたのだった。

掲示板等で初心者からの尻が痛いという質問が良く見られるが、それに対する答えはポジションが出ていない、レーパンを履けといったものがほとんどだ。

自分も初心者のころ尻が痛くて困ったものだが、ポジションをいくらあわせてもレーパンを履いても痛いものは痛かった。

ところが1年くらいしていつの間にか尻が痛くならなくなっていることに気が付いた。それに対する師匠の言葉は驚くべきものだった。

「ペダルに体重が乗るようになったんだね(^^)」

尻が痛った原因はヘタレでスピードが出なかったかからだったのだ。

スピードが速くなり尻が痛くなくなったのと逆の過程をたどってまた尻が痛くなってきたのだ。

スピードが遅くなった原因は加齢、ブランク、ポジションの3つであると思われるが、そのうち2つはどうしようもないわけなので、以前から興味のあった革サドルなるものを試してみることにした。

ネットで検索してみるとBrooksというメーカーが大きなシェアを占めているらしい。

シェアといえば超長距離ブルベの現場では革サドルの着用率が25%に達しているとのこと。

会社近くのピスト屋さんに現物があったので即購入。店主の言葉は「はじめは地獄、慣れたら天国」。

家に帰って通勤車に装着してみたが、ほれぼれする美しさだ。

通勤で自転車に乗るのは30分ほどだが、レーパンをはかないで乗るのは不可能であることはすぐに理解できた。

しばらく一日中レーパンを履いて過ごしていたがそれもつらい・・・

ということで、東急ハンズでサドルカバーを購入。一緒に購入した5mmのスポンジを中に入れた。これで理論的にはレーパンを履いているのと同じ効力である。

3ヶ月で1000キロ走ったあたりで大分馴染んできて、今では江の島まで往復(約70キロ)しても全然痛くない。

先日ケルビムロード用にもう1個注文。

そのうちレーパンもいらなくなるかもしれない。