第二の自転車人生

ロードバイク乗り始めて9年目にして頚椎を痛めドロップハンドルを持てなくなった男のそれからの自転車生活

奥多摩大回りコース

都民の森経由の奥多摩コースは相棒だったK氏と良く通ったものだ。

朝6時に尾根幹道で待ち合わせ、淺川経由で秋川街道に入り武蔵五日市駅から檜原街道ー多摩周遊道路をつないで都民の森、風張峠を越え奥多摩湖まで下り青梅街道で多摩川沿いを下る。

ドアツードアで160キロで9時間くらい。

山を降りてから猛暑のなか平地を長距離走るのが辛かった。

充足感のあるルートだったが、昨年小説「追い風ライダー」を読んで奥多摩大回りコースなるものがあることを知った。

ヒロインである未亡人は武蔵五日市まで輪行し、奥多摩大回りコースで青梅まで90キロ走るのだ。

いつか行きたいと思いつつも躊躇していたが、武蔵五日市まで車で自転車を運べば何とかなるだろうと思った。

駅前のコイン駐車場に車を置きスタート。コンビニで水と食料を買い少し進むと分岐点に。

f:id:olive-garlic:20130804102601j:plain

ほとんどのサイクリストは右へ。自分もこれまではそうだったが今回初めて左へ。

すぐにつづら折の坂になり、第一のピーク越え。

甲武トンネルを過ぎ坂を下りてR18へ。

都民の森経由コースよりもずっと前に開発された道路らしくずっと集落の中を進む感じ。自販機も多く、水の補給に苦労することは無いだろう。f:id:olive-garlic:20130804112001j:plain

【家はそこそこあるが、空き家や営業していない店多し】

f:id:olive-garlic:20130804113323j:plain

【商品は酒まんじゅうのみ】

f:id:olive-garlic:20130804120605j:plain

【水のみ場の水はぬるかった。】

 

小さいピークを過ぎて一度降りてから、かなりの急坂を登りつづける。

初めての坂は終わりが分からず行けども行けども急坂が続いた。

いつ足を着いてもおかしくないと思っていたが、ついに峠に到着!

峠の表示は無い代わりにバス停があった。

f:id:olive-garlic:20130804125405j:plain

【バス便は1日2本、メカトラに見舞われたらタクシーを呼ぶしかないだろう。】

 

奥多摩湖までの道は下り一辺倒では無く細かい登りが多くあり、都民の森経由コースほど快適では無かった。

奥多摩湖からはずっと小雨で、本降りになってきたところで武蔵五日市駅に到着した。

獲得標高は2643mだった。

小説「追い風ライダー」では星三つをつけられていたが、評価どおりの良いコースだった。

いつの日か家から自走で行ってみたい。